テーマ映画
各会場で必ず上映されるテーマ映画。
今年のテーマ映画は・・・
「村の写真集」(2004年/日本/111分)
日本の雄大な自然を舞台に家族の絆をあらためて感じさせる心悸く感涙作!
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■監督/三原光尋
■出演/
藤竜也、海東健、宮地真緒、甲本雅裕、
大杉漣、原田知世
■上映日程/
9/23浜田、9/25江津、10/2斐川、10/8松江(県民会館)、10/8川本、10/9益田(匹見)、10/15雲南、10/22松江(テルサ)、10/22松江(美保関)、10/23飯南(頓原)、10/29奥出雲、10/30安来、11/5出雲(佐田)、11/12大田、11/12益田(グラントワ)
とある山間にある村・花谷村―
美しいその村が、ダムに沈もうとしている。
避けられない運命に対し、村役場は村の全ての家族を写真におさめることで、花谷村の美しさを永遠に残すことを考える。
依頼を受けたのは、村の写真屋、高橋研一と東京で写真家を目指す息子の孝。
なぜ父は決して親密ではない息子を、助手に指名したのか。
一軒一軒、険しい山道を歩き、写真を撮り続ける2人。
頑ななまでの父の背中に、しだいに息子は何かを感じ始める・・・。
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映画「村の写真集」は、美しい自然が今なお豊かに残る徳島県の山間部、池田町、山城町、西祖谷山村などを舞台に、一軒の古い写真屋の家族を通して、人と人との絆を描く感動の大作。
監督は脚本も手がけた三原光尋。頑固一徹の写真屋である高橋研一役に藤竜也、孝役に海東健、妹の香夏役に宮地真緒、姉紀子役に原田知世、さらに徳島県出身の大杉漣らを迎え、複雑に交錯する人の思いを豊かに表現。写真は徳島県出身の写真家、立木義浩が監修。また大勢の徳島県民がエキストラとして参加し、晩秋徳島の素晴らしさを情緒たっぷりに伝えています。
映像、ストーリーの美しさ、そして音楽を手がける小椋佳の心に響くメロディとともに、誰もが日本の映画史に残したくなる、美しく深い感動を誘う名作、それが「村の写真集」です。 |
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「火火」(2004年/日本/114分)
女性陶芸家の草分けであり、骨髄バンク立ち上げに力を尽くした神山清子。今も信楽で日々窯を焚く女性の真実の物語。
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■監督/高橋伴明
■出演/田中裕子・窪塚俊介・石田えり・岸部一徳
■上映日程/
9/10松江(県民会館)、9/10大田、9/11出雲(大社)、9/23浜田、9/24隠岐の島、10/2斐川、10/10出雲(平田)、10/22松江(テルサ)
独自の古代穴窯による信楽自然釉を成功させて陶芸界に新風を吹き込む女性陶芸家であり、また息子・賢一の発病をきっかけに骨髄バンク運動を始め、全国の白血病患者を勇気づけ続ける女性としても名高い神山清子。「火火」は、実在するひとりの女性の、芸術家として、母として火のように生きる姿を描く、実話に基づく人間賛歌、命の賛歌である。 |
「火火」上映に寄せて
島根県の皆さんと映画を通して交流が持てるということ、得がたいチャンスを与えていただいたと嬉しく思っています。
いま、この国では人を人とも思わぬ、いや物以下にしか感じていないのでは思われるような事象が頻発しています。
その一因には親子関係の歪みということがあるのではないかと私は考えました。
親と子が互いにどう向き合って良いのかわからない。
シャム双生児のようであったり、異星人と対峙するようであったり・・・・・ということが多いのではないでしょうか。
「子は親の背中を見て育つ」といわれますが、それは親と子が真正面から見つめ合い、心と心を通わせ合ってこそ背中を見ることができるのだと思うのです。
この映画は、そんなことをもう一度思い返してほしい、そんな願いをこめて作りました。
皆さんと、しっかり向き合える出会いを楽しみにしています。
【高橋 伴明】
「火火」について
やきものに携わり、急性白血病と向かい合った日々、自分自身の体験と重なる。この映画の第一印象は、至極リアルである、ということ。
やきものや白血病をテーマにとった作品は多いが、一様に美しくきれいに描かれることに違和感があった。
轆轤、窯詰め、焼成・・・やきものの仕事を忠実に追い、映像から迸る釜焚きの熱、本物の薪の音。
思い出すのもつらい白血病の治療過程、他人には見せたくない汚い部分に至るまでリアル。
中途半端なところがない。
だからこそ、登場人物たちのまっすぐな一生懸命さ、力強さ、きつい言葉の中に仄見えるやさしさといったものがズシリと現実味をもって伝わってくる。
幸いにも仕事に復帰することができた自分が思うのは、すべてを尽くした「自力」と、人間の力ではどうにもならない「他力」の接点がやきものの仕事であり、病との付き合い方だということ。
だから、「いま」を生きていることに感謝するしかない。穴窯から噴き出す力強い炎が、何よりも象徴的。
ぜひ多くの人に観てもらいたい映画です。
【多々野 真(出西窯陶工】